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リンパ浮腫治療で注意したいポイント

リンパ浮腫治療で注意したいポイント私たちが知っている浮腫みとは異なり、生涯にわたって付き合っていかなくてはいけないリンパ浮腫
リンパ浮腫は子宮がんや卵巣がん、前立腺がんに皮膚がんなどの特定疾患手術をした後遺症とも言われています。
一度発症すると完治する事が難しく、私たちが普段知っているような浮腫とはまた違います。
このリンパ浮腫にもレベルはあり、無症状でほとんど気づかないほど症状が軽い早期、浮腫みは感じるが日常生活を送るうえで特に支障はない初期から中等度、関節を曲げることも難しく日常生活を送るうえで支障が出てしまう重症まで3段階あります。
リンパ浮腫の治療として現在では複合的治療を中心に行われ、患者さんによって薬を使用したりリハビリも併用しながら治療を行っています。

 

治療をする上で気を付けたいポイントとは

リンパ浮腫にはスキンケア、リンパドレナージ、圧迫や圧迫下での運動療法など4つの方法があります。
現在リハビリではリンパ浮腫療法士もしくは理学療法士や作業療法士を中心に指導を行っています。
リハビリでは血液検査や造影検査など特定の検査をしっかり行い、患者さんと必要に応じてその家族に検査結果を元にこれから行っていくリハビリ内容を決めていきます。

その中には、食事や体重管理に運動など肥満患者さんにはそれに応じたプランを立てて体重のコントロールも並行して行います。

 

〇スキンケア

スキンケアは、リンパ浮腫の症状がひどい患者さんは肌のバリア機能が低下してしまい、肌荒れや水虫など様々なトラブルを起こしやすくなってしまいます。
こういった肌トラブルを防ぐには、肌の乾燥を防ぎバリア機能を正常な状態へ戻すことがポイントです。
肌の乾燥には注意をしましょう。

 

〇リンパドレナージ

リンパドレナージはエステサロンのメニューにもリンパドレナージというものがありますが、いわゆるリンパマッサージです。
マッサージの体験をした人で、痛くて耐えるのが大変だったという経験はありませんか。
痛みがあるという事は悪いものが流れている気がしてかえっていいのではと思っている人も居るかもしれません。

実は強いマッサージは皮膚のすぐ下にあるリンパ管を圧迫により潰してしまい、せっかくのマッサージ効果を半減させてしまっているのです。
なので、痛みを伴うほど圧迫をするマッサージは意味がありません。
マッサージを行うポイントはゆっくり優しくです。
こうすることでリンパ管をつぶさずリンパ液をしっかり流すことが出来るのです。

 

〇圧迫

圧迫は主に弾性ストッキングや弾性包帯を使用して圧迫するという方法です。
圧迫することで滞ったリンパ液を流しやすくするという目的があり、浮腫みの解消に効果があることで使用されています。
リハビリでもこの弾性ストッキングや包帯を使用したリハビリが行われています。
この圧迫方法による注意点ですが、圧迫をすればするほど効果があると考えている患者さんもいますが逆効果です。

圧迫をしすぎると血行障害や炎症の原因となってしまうため、程よく圧迫する事がポイントです。
包帯を使用しての圧迫方法はリンパ浮腫療法士、もしくは理学療法士や作業療法士の指導に従い、くれぐれも圧迫しすぎないように注意をしましょう。

 

〇圧迫下での運動療法

圧迫下での運動療法は、弾性ストッキングや包帯を使用して運動します。
普段私たちが運動をすると皮膚が少しずれてその刺激でリンパ管が活性化します。
これを利用して圧迫してこの効果をアップさせる狙いがあります。
この圧迫下での運動療法の注意点は運動のし過ぎに注意をすることです。
適度な運動は血行を促進し、浮腫みの改善にも役に立ちます。
しかし、運動のし過ぎは逆に浮腫みを悪化させる恐れがあります。
例えば毎日ウォーキングを30分程度行うなど、身体に負荷がかかりすぎないような運動をするといいでしょう。

 

リハビリをする際の注意点も、圧迫のし過ぎや強すぎるマッサージ、ストレッチのやりすぎは症状を悪化させたり炎症を起こす原因になってしまいます。
リハビリ期間中は週に数回病院へ通ったりセルフケアや症状に合わせて皮膚科や血液外来などを受診します。
その都度専門スタッフからアドバイスを受けるかと思いますが、やればやるだけ早く良くなるという訳では有りません。
適度に無理のないようにコツコツ続ける事がポイントです。

 

やりすぎにはくれぐれも注意を

どんなこともやりすぎは炎症や浮腫みの悪化につながります。
確かにリハビリや治療は早くやればやるだけ日常生活を不自由なく送ることが出来ます。
だからと言って例えば1セット10回のところを1セット30回など回数を無理に増やすのはいけません。
必ず専門スタッフが提案してくれた回数を地道にこなしていくようにしましょう。
また、その日の体調によっても浮腫みの現れ方は違います。
体調が悪く浮腫みがひどくて辛い時は医療機関に連絡をし、自己判断で対処するのではなく医療機関で適切な処置をしてもらうようにしましょう。