Skip to content

リンパ浮腫の合併症である蜂窩織炎とは?

がんの手術が終わった後に、リンパ浮腫で悩む人が多くなりました。

このリンパ浮腫とはがん手術の時、リンパ節を切除してしまうことで起こる症状です。

リンパを切除したことでリンパ液の流れが悪くなり、浮腫を起こしてしまうものです。

また初期症状においては、自覚症状もなく腫れた程度に見えることが多くなるのが一般的となっています。

足の脛などを押してみることで、症状が判ることもあります。

リンパ浮腫の症状を知ることが大切

リンパ浮腫には、いろいろな症状が見られます。

腕や足が浮腫むことから始まり、腕や足にだるさを感じるようになったり、足が重く感じたりするようにもなります。

またそのことから、腕や足を動かしにくいと言った症状にも発展してしまうこともあります。

状態としては肌に膨らみがあり、指で押しても皮膚の戻りが悪くなっています。

あるいは腕や足が腫れる感じとなり、静脈などの血管が見えなくなってしまうなどの症状を見せることになります。

この浮腫が悪化して来ると、皮膚が硬くなり浮腫がそのままの状態になってしまい、浮腫みが引くことがなくなりだんだんと腫れがひどくなって来ることもあります。

リンパ浮腫になっていても痛みを感じないため放っておく人も多いのですが、悪化することで痛みが生じるようになります。

更には細菌感染から、蜂窩織炎(ほうかしきえん)と言われる合併症を起こすことも考えられます。

このリンパ浮腫になりやすい人は主にがん手術を行った人といわれており、子宮がん、乳がんなどの女性に多く見られるものですが、前立腺がんなどの手術を行った男性にも見られる症状です。

初期と言われる時は、リンパ節に近いふともも周辺に見られるのですが、最後は足の先まで広がることになります。

がん治療の後に発症することが多い

リンパ浮腫になる原因にはリンパを切除することになりますが、がん治療のためには切除が必要になって来る場合が多くなります。

体内にあるリンパ管は動脈や静脈と同じように全身に行き渡り、そのリンパ管の中のリンパ液がたんぱく質や白血球を運ぶこととなっています。

リンパ液は腋の下とか足の付け根などに流れ込みますが、がん手術等でリンパ液の流れが悪くなった時に留まってしまうことになり浮腫へとなってしまいます。

このリンパ浮腫は治療後にすぐに出て来る場合もありますが、治療後10年以上も経ってから発症することもあります。

一度発症してしまうと簡単には治ることがなく放っておくことで更に悪化する場合も出て来ます。

手や足は浮腫するだけでなく、最後は痛みも伴うことになってしまいますので早めの治療が必要です。

適切なケアを行うことで、ごく普通の日常生活を送ることもできるようになります。

なお、リンパ浮腫治療方法としては、しっかりとした保清や保湿などの適度なケアが必要です。

皮膚を綺麗に保つことも大事ですが、乾燥肌にすることもよくありませんので特に保湿はしっかりする必要があります。

また、ちょっとした日焼けでも感染症を引き起こしやすく、足全体に炎症が広がってしまうこともあり、虫刺されすり傷などにも注意が必要です。

合併症にある蜂窩織炎とはどんな症状か

リンパ浮腫から来る合併症に蜂窩織炎があります。

この症状は、虫刺されやすり傷による細菌の感染から起こるもので、腕や足までに炎症が広がってしまいます。

赤い斑点ができたり、皮膚が赤く腫れたりする上に痛みまでも伴うことになります。

時には38度を越える熱を出すこともあり、症状が確認できた時には安静にして体を冷やす方法を取ります。

もしこのような兆候が見られるようであれば一刻も早く病院へ向かうようにしてください。

というのも、免疫機能が低下している場合には細菌感染が脂肪組織から全身に広がる可能性を持っているからです。

その結果、重い感染症である敗血症(はいけつしょう)に進行してしまう場合もあります。

さいごに

リンパ浮腫の約30%の人は蜂窩織炎にかかるといわれており、そのためにもリンパ浮腫を早く治しておく必要にも迫られることになります。

簡単に治りそうで治らないのがリンパ浮腫ですが、最近ではいろいろな治療方法が行われています。

浮腫の早い時期には、ストッキングを履くとかローションを塗ると言った方法が考えられます。

ですが症状が重くなった人にはもっと効果的な方法が必要で、VASER超音波リンパ浮腫根治術リンパ節移植術などが行われるようになりました。

他にも圧迫療法と言う方法もあり、多伎に渡って治療が行われています。

なあお、治療期間においては症状が問題になって来ます。

浮腫の症状が軽い人は、完全に治ることがない場合でもごく普通の状態に戻ることは可能です。

夜寝る時など、足を高くして寝るなどの工夫をすることで十分な改善を見ることができます。

しかし症状重くなった人の完全治療はさらに難しいとされています。

諦めずに時間をかけ根気よく治療に通うことが、改善度を早めることに繋がりますので、日々の治療を大事にするようにするべきです。