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リンパ浮腫の合併症の蜂窩織炎の症状とは

リンパ浮腫が重症化した時に発症することがある症状の一つに蜂窩織炎(ほうかしきえん)があります。

これは皮膚や、その下にある組織に細菌が感染してしまう症状のことで、赤い斑点ができてしまったり、38度以上の高い熱が出てしまったりするものです。

また肌が赤くなってしまったり、痛みなどが見られたりすることもあり、抗生剤を投与して適切な治療を行わなければなりません。

そこで、まずは正しく蜂窩織炎について理解し、さらに正しい対処ができるように基本的なことを理解しておくことが重要です。

蜂窩織炎はいったいどのような症状なのか

皮膚は何層にも分かれていますが、その層の深いところから皮下の浅い組織にかけて細菌が感染してしまい、炎症を引き起こす症状のことを蜂窩織炎と呼びます。

その名前を聞いたことがない人も少なくないためあまり頻繁に起きないもの、珍しいものと考えられてしまうこともありますが、実はそれほど珍しい病気というわけではありません。

通常肌のバリア機能があればむやみやたらに細菌に感染してしまうということはありませんが、リンパ浮腫が悪化して肌が乾燥しバリア機能が低下すると細菌に感染しやすくなります

その結果感染した部位が赤く腫れてしまったり、痛みを感じるようになるのです。

炎症自体はかなり狭い範囲で発生することもありますが、腕全体とか足全体となる場合、さらに感染が広まると発熱してしまうこともあるので、放置してはなりません。

病院では蜂窩織炎の治療として抗生剤を利用しており、細菌の抑制に心がけています。

なんで蜂窩織炎になってしまうのか

肌にはバリア機能があって何より人間には免疫機能も備わっているので、本来ならば簡単に細菌に感染してしまうということは少ないはずです。

ただ、乾燥してしまうとひび割れを起こしやすくなり、その結果バリア機能がかなり低下してしまうということは珍しくありません。

バリア機能が低下してしまう細菌の侵入を防げなくなり、結果的に感染症を引き起こしてしまうことにつながります。

がん治療を行う際、リンパ節の切除をすることも決して少なくありませんが、その場合リンパ浮腫を引き起こしてしまうことがあります。

リンパ浮腫自体は軽度であればそれほど日常に支障をきたすこともないのですが、重症化すると浮腫だけでなく肌の乾燥を引き起こしてしまいます。

そのため、リンパ浮腫が発覚した際はすぐにリンパ浮腫治療を行わなければなりません

また、がん治療であれば抗がん剤を利用している場合も、実は治療を受けていない人に比べると感染症にかかりやすくなっています。

しかもその蜂窩織炎の原因となる菌は決して珍しいタイプのものではなく溶連菌黄色ブドウ球菌の2種類で、これらは身の回りのたるところに生息しているため感染の機会はどこにでもあるといえます。

詳しい症状を知って正しく対処しよう

先述の通り、蜂窩織炎は基本的に肌が赤くなったり熱を持ったり、さらに触ると痛みを感じるようになります。

細菌に感染した部位に発症するものですが、一般的にはに発症することが多い傾向です。

とはいえ、足以外の部位には全く発症しないというわけではなく、色々なところにできてしまうので注意しなければなりません。

また、炎症自体は狭い範囲で済む場合もありますが、広範囲に渡ってしまうこともしばしばあります。

その場合、全身に症状が出てしまうこともあり、発熱悪寒などを訴えることも少なくありません。

肌だけでなく体の免疫機能が低下している場合、細菌がどんどんその感染範囲を広げていき結果的にはさらに重大な敗血症(はいけつしょう)を引き起こしてしまう可能性もあるほどです。

そこでまずは早期発見早期治療が必要となるので、気になる症状が出てきた場合は速やかに病院に行って医師の診断を受けることになります。

そこでは血液検査やCTなどを利用し、診断を確定する形がとられています。

蜂窩織炎自体は軽症であれば投薬治療だけで済みますが、重症化している時は入院が必要となってきます。

症状の度合いによっても治療法が違っており、重症になればなるほど治療に必要隣る期間が長くなっていきます。

 

蜂窩織炎は肌のバリア機能が低下している場合や、免疫力が低下している時に細菌に感染することで発症します。

その原因となるのは溶錬菌と黄色ブドウ球菌で、決して珍しいものではなく身の回りのいたるところに存在しています。

症状自体は肌に赤い斑点ができる、38度以上の発熱がある、さらに痛みを感じるようになる人もいます。

またその症状が広範囲になればなるほど痛みも強くなる可能性があり、さらに免疫力が低下した状態だと菌が全身に広がり敗血症隣る可能性も否定できません。

そのため、まずは病院にいって検査を受けて抗生物質痛み止めなどを利用した投薬治療を行なったり、必要に応じて入院治療を受けたりすることが重要です。

また、蜂窩織炎はリンパ浮腫が重症化した時に発生しやすいものなので、がん治療などを行なった際はリンパ浮腫を引き起こさないようにすることも重要です。