がんの治療後のリンパ浮腫を治療するために知っておきたい4種類の方法

リンパ浮腫治療の方法とは?

リンパ浮腫治療の方法とは?リンパ浮腫という言葉は聞いたことがありますか?

リンパ浮腫とは子宮悪性腫瘍や乳がんに前立腺がんなど特定の疾患の治療を行ったあと、リンパ管やリンパ節が傷ついてしまい、リンパ液が滞ってしまった状態を言います。
通常の浮腫もリンパ液が滞る事によって起こります。
浮腫みは辛く症状が合わられる場所と捨ては腕や脚になります。
朝履けていた靴が夕方履けない若しくは朝からずっと浮腫みっぱなし、指でへこませてもなかなか元に戻らない、脚がだるくてなかなか眠ることが出来ない、腕も浮腫みっぱなしで包丁を使って調理するのも難しい、箸が思うように握れないなど人によっても症状は異なってきます。

このリンパ浮腫は手術をして数年後に現れることがあります。
自分でマッサージをしたり足を高くして寝ても治らず悩んでいる人も居るでしょう。
しかし、リンパ浮腫は治療をすることが出来ます。
今回はそのリンパ浮腫の治療から検査まで見てみましょう。

 

検査から治療までの流れとは

リンパ浮腫の検査と聞くと特殊な検査を想像する人も居るでしょう。
しかし、リンパ浮腫は以外にも一般の検査で診断が可能です。
検査方法としては超音波検査やCTにMRIなどです。
他の疾患と区別するために血液検査や心電図にレントゲンなど普通の人と変わらない検査方法でリンパ浮腫と診断することが出来ます。
入院をした場合、定期的に触診や周径測定、患肢容量測定の3つを行います。

では気になるリンパ浮腫に関する治療方法を見てみましょう。
リンパ浮腫には「スキンケア」「リンパ誘導マッサージ」「圧迫療法」「圧迫した状態での運動療法」の4つの治療方法があり、これを「複合的治療」といいます。

 

〇スキンケア

まず「スキンケア」です。
リンパ浮腫を発症した患肢が乾燥した場合、皮膚を乾燥から守るバリア機能が低下してしまい、様々な肌トラブルを発症してしまいます。
それだけではなく、肌が乾燥するとウィルスや細菌からの侵入を防ぐ力も弱まってしまうため、様々な感染症にもかかりやすくなってしまい、僅かな外傷や水虫でも悪化してしまう原因となってしまうのです。
そのため、スキンケアをして肌のバリア機能を元の状態に戻し、様々なトラブルを起こしにくくします。

 

〇リンパ誘導マッサージ

2つ目は「リンパ誘導マッサージ」です。
私たちが普段行っている様な強いマッサージではなく、リンパ誘導マッサージはゆっくりと優しい力で行います。
このゆっくりとした優しいマッサージを行う事で、患肢にたまったリンパ液の流れを良くしてリンパ節にリンパ液をしっかりと送り込みます。
皮膚の下にリンパ管はすぐあるため、強い力でマッサージをするとリンパ管がつぶれてしまうため効果が半減してしまうのです。

よって、マッサージは優しくゆっくりが条件です。
また、マッサージを行う事を禁忌としている疾患もあります。
心性浮腫や心不全、下肢静脈の急性疾患、悪性腫瘍による浮腫はマッサージは出来ません。

 

〇圧迫両方

3つ目は「圧迫療法」です。
弾性包帯や弾性ストッキングを使用して圧迫します。
原則としてつま先が最も圧が強く、付け根に向かって緩くなるようにすることです。
市販の浮腫み改善ストッキングもつま先が一番強く付け根に向かって緩くなっている設計です。
これを着用することによって、リンパ液がリンパ管に戻りやすくなります。
しかし、心不全や心性浮腫、動脈性閉塞性疾患がある場合は、圧迫することによって症状が悪化してしまう可能性があるため、これらの疾患を患っている人は使用することが出来ません。
強く巻けばいいという訳ではなく、逆に強く巻けば血行障害や炎症を起こす可能性があります。

 

〇圧迫下での運動療法

4つ目は「圧迫下での運動療法」です。
実は日常生活の中で運動を取り入れるだけもリンパ液は戻りやすくなります。
何故なら皮膚のすぐ下にリンパ管があり、運動することで皮膚がずれて刺激されて活発になります。
腕や脚の関節を動かすことで筋肉のポンプ作用でリンパ液をリンパ管へ戻します。
よって、足や腕が腫れてだるいからと言ってじっとしているのではなく、適度に体を動かすことでリンパ液の流れを良くすることが出来ます。
ただし運動のしすぎは逆に浮腫みが悪化してしまう事があるため、医師に相談するようにしましょう。

 

症状に合わせて治療方法を選びましょう

リンパ浮腫の症状は人それぞれ異なります。
よって治療方法も個人差があります。
浮腫みが辛いからと1日中座ったままだと逆にリンパ液が滞りやすくなってしまい、浮腫みの原因になってしまいます。
なので、適度な運動は必要です。
30分ウォーキングするだけでも運動しない人と比べて症状の出方は変わります。

この4つに共通して言えることは、

「適度」です。

 

強いマッサージは皮膚のすぐ下にあるリンパ管をつぶしてしまい効果が半減したり、強く圧迫すれば血行障害や炎症、更に浮腫みが悪化してしまう事もあります。
医師の指示にしっかりと従い、自分にあった治療法をしっかりと見つけてもらいましょう。

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