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リンパ筋を移植するリンパ浮腫治療がある?

手術でリンパ節を取り除いてしまったりすることでリンパの流れが滞ってしまうと、手足などに浮腫が発生することがあります。

それをリンパ浮腫と言いますが、徐々に悪化していってしまうので、リンパ浮腫治療は必要不可欠なものとなっています。

 

リンパ浮腫治療として一般的なもの

リンパ浮腫治療として一般的に行われているのが圧迫治療やリンパドレナージなどで、保存的治療と呼ばれています。一度発症してしまうと完治させることは難しいのですが、症状の悪化を防いだり、ある程度元々の状態まで戻すこともできます。

圧迫治療は弾性包帯やストッキングなどを利用して圧迫することによって浮腫を改善する施術です。ただ体に合わないものを利用してしまうと状態が悪化してしまうこともあるので気をつけなければなりません。

またリンパドレナージはマッサージを行うことでリンパ液を正常なリンパ節へ誘導する方法のことを言います。またそれ以外にもスキンケアを正しく行い、むくんだ皮膚が炎症を起こしやすい状況をできるだけ作らないようにします。

これらの方法は保存的療法と呼ばれており、実際にこれらを複合的に行うこともありますが、外科的な治療と併用して利用することもあり、その人によって選ぶべき方法が変わります。

 

外科的な方法によって行うアプローチ

リンパ浮腫の治療としては保存的療法が選ばれることもありますが、外科的な治療を選ばなければならない場合もあります。例えば保存的療法による効果が期待できないという時で、保存的療法に外科的療法を併用するのが一般的です。

そこで良く行われているのがリンパ管静脈吻合術ですが、狭窄の程度が低いリンパ管が残っていればいるほど、手術の効果は期待できます。しかし、リンパ管の変性が進んでしまっていると、リンパ管静脈吻合術を行っても期待するほどの効果が出てこない場合もあります。

その場合はリンパ節移植術という方法を選ぶ場合もあり、浮腫による重たさや痺れなどの改善が期待されています。ただ、その手術の効果自体はすぐに出てくるのではなく、ある程度の時間が必要となってしまうので、その点は理解しておきましょう。

リンパ浮腫治療として移植手術を行う場合、移植したものからリンパ管新生因子が放出されるので、新しいリンパの流れが形成されることが期待されます。つまり、リンパ液が滞った状態が改善されるので、結果的にむくんでしまった状態の改善も期待できるのです。

また蜂窩織炎の減少なども期待できるので、この手術は行うメリットは十分ある術式だということもできるでしょう。ただ、この術式を行ったとしても、リンパ浮腫が悪化したことによって増えてしまった脂肪を減らすということはできません。したがって、脂肪を除去するためには、別に脂肪吸引術を行わなければならない場合も出てくるので、その点には気をつけましょう。

 

正常なリンパ管を採取できる場所

リンパ浮腫が進行してしまうと、比較的手軽に行うことができるリンパ管静脈吻合術では期待する効果が出てこない場合もめずらしくありません。また、そもそも吻合できるリンパ管が全くない状態になってしまうということも十分あり得るので、この手術自体はいつでもできるとは限りません。

そこで行われるのが移植手術ですが、この場合、正常なリンパ管は皮下脂肪組織と一緒に採取する形となっています。一般的には脇の下から即胸部にかけて採取することが多くなっていますが、人によってはその部位から採取することができない場合もあります。

その際は足の甲や足の付け根など、脇の下や即胸部以外の部位でも採取し、それを利用して手術は行われています。また、この時はリンパ管だけでなく、実際にはその周りにある血管も一緒に採取して移植する形がとられています。

このように血管 一緒に採取することによって、移植後のリンパ管が幹部で活動するようになるのです。ただ、この手術自体はどれだけでも行うことができるというわけではなく、実際には採取できるものには限りがあります。

したがって移植先の場所によってはたくさんのリンパ節が必要となることもあるので、この術式単独では対応できない可能性も出てくるのです。したがって、この場合は移植手術だけでなく、実際にはリンパ管静脈吻合術も一緒に行う必要が出てきます。

 

一般的にリンパ浮腫治療に関しては、圧迫治療やリンパドレナージなどが行われていますが、それだけでは対応できないこともあります。その場合は外科的な手術が行われ、リンパ管静脈吻合術などが代表的なものとなっている状態です。

しかしリンパ管静脈吻合術だけでは対応できない重さの場合もあり、その際は移植手術が選ばれています。脇下から即胸部にかけたところから採取した健全なリンパ節を移すことによって、幹部でのリンパの流れを正常にするものです。

しかし採取できるものには限りがあるので、どこでも何度でも行うことができる手術というわけではありません。また治療する部位によっては移植手術単独では対応できず、リンパ管静脈吻合術も合わせて行う場合もあります。