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リンパ浮腫治療後のリハビリは何をする?

リンパ浮腫治療後のリハビリは何をする?私たちが普段の生活の中で感じる「浮腫み」
長時間同じ姿勢を取っていた、運動不足や食生活の乱れに肥満など、原因を突き止めると色々浮き上がってきます。
通常の浮腫みであればセルフケアをしたり1晩寝れば次の朝には症状が無くなっていることもあります。
しかし、リンパ浮腫とは生涯にわたって付き合っていかなくてはいけないものです。
症状も3段階あり、早期はほとんど自覚症状がありません。
初期や中等度のものでも、下肢や腕などがむくんでだるいこともありますが、日常生活を送る事は出来ます。
しかし、重症になると日常生活を送るうえで支障が出てしまい、歩行困難や物を握る事もやりにくくなってしまうのです。
こうした重症化を防ぐためにも、早期発見をして適切な治療を行う事で、日常生活を送ることができます。
悪化を防ぐうえでクリニックではリハビリを提案しています。
今回はそのリンパ浮腫患者が行うリハビリ内容について見てみましょう。

自宅でも簡単に出来るリハビリ内容とは

クリニックの方針内容によっては、リンパ浮腫と診断されてすぐにリハビリ科を受診するよう勧める医師もいます。
それは、早くやればやる程日常生活を快適に過ごすことが出来るからです。
では、一体どんな内容を行っているのか。

〇検査

まずはリハビリを行う前に検査をします。
血液検査や超音波エコー検査、リンパ管造影検査にリンパシングラフィーなど必要に応じた検査を患者さんに受けてもらいます。
その検査によって現在患者さんが患っているリンパ浮腫が初期から重症のなかのどれに該当するか判別していきます。 状態によっては血液外来や皮膚科などの専門家と合わせて受診する必要があります。

 

〇専門スタッフからの指導

リンパ浮腫と診断された患者さんは、まず病状を患者さん本人に説明をし、理学療法士もしくは作業療法士、クリニックによってはリンパ浮腫療法士がいる為、これらの職種のスタッフから日常生活での注意点、食事の管理から肥満患者さんには体重の管理から運動療法まで指導していきます。
そして、自宅でも出来るセルフドレナージ、つまりマッサージの方法から弾性包帯によるバンテージ方法とストレッチを指導します。

 

◆弾性包帯もしくはストッキング着用

この弾性包帯もしくはストッキング着用と言った方法は複合的治療の中にも含まれています。
適度な締め付けでリンパ管へリンパ液がしっかり流れるようにサポートします。
この方法は心不全や甲状腺、高齢者など特定の条件にあてはまる患者さんへ使用することが出来ません。
弾性包帯やストッキングを着用したまま、日常生活を過ごしてもらいます。
ここで気を付けるのは、締め付ければ締め付けるだけ効果があると考えている患者さんも中にはいらっしゃいますが、これは間違いです。
無理に締め付ければ血行障害や炎症の原因となってしまうため、危険です。
必ず専門スタッフの指示に従って使用方法を守りましょう。
違和感があった際は着用を中止し、かかりつけの医師の元へ受診しましょう。

 

◆セルフリンパドレナージ

次にセルフリンパドレナージです。
リンパドレナージとはリンパに沿って優しくゆっくりマッサージをするという方法で、私たちが知っている強く圧迫したようなマッサージとは異なります。
強いマッサージを行うと、皮膚のすぐ下にあるリンパ管がつぶれてしまい、マッサージの効果を半減させてしまいます。
なので、リンパ浮腫患者へ行うマッサージは、優しくゆっくりが基本です。

体にはいくつかリンパ節があり、そのリンパ節に老廃物が溜まってしまう傾向があります。
その部分を優しくほぐしてみたり、鎖骨のくぼみ部分を押して刺激をします。
肌が乾燥している人は、ホホバオイルやベビーオイルを使うと滑りもよくなってマッサージが行いやすくなります。

クリニックへ通う場合は最初は週に2~3回通って、リハビリを行っていきます。
自宅でも簡単に誰でも行えるマッサージなので、自分の体調に合わせて行いましょう。
自分でマッサージをしたが症状が改善されない場合はクリニックへ通うという方法もあります。
症状によって使い分けるといいでしょう。

 

無理をしすぎないことがポイントです

誰にでもあり得ることですが、やればやる程効果があると思って力を入れすぎたり巻きすぎたりという行為をする人がいます。
リンパ浮腫は生涯にわたって付き合っているものであり、力を入れれば入れるほど早く症状が改善するわけではありません。
基本は優しくゆっくりです。
その日の体調によっても浮腫みが軽かったり重かったりを繰り返すこともあります。

体調が悪いなと感じたら無理をして行う必要はありません。
その際は医療機関を受診するようにしましょう。
ただし体重が重い人はリハビリに加えて体重のコントロールを行う必要があります。
食事療法や運動療法が基本です。
また、腫れているからと言ってずっと1日動かないという行為は余計浮腫みを悪化させるため、軽度の運動をするようにしましょう。