がんの治療後のリンパ浮腫を治療するために知っておきたい4種類の方法

リンパ節にしこりができる原因とは

リンパ節にしこりができる原因とは

 

しこりとは、皮膚を触ったときに違和感を覚えるような豆粒くらいの膨らみのことを指します。
首や胸、足の付け根などにできる場合が多く、そのうちのほとんどは自然に治るリンパ節の腫れと診断されたりします。
厳密に言えば、腫れとしこりは別物として定義づけられますが、触わった感じも大きさもまちまちで個人差もあるためその違いは曖昧です。

 

しこりと腫れの違い

〇しこりとは
触ったときに弾力がなく硬いもの、皮膚の下で動かすことのできない丘のような突起を言います。

〇これに対し、腫れとは
文字通り腫れた状態、押さえると痛み、柔らかく弾力があるのが普通です。
とくにリンパ節の腫れは皮膚の下でコリコリと動かすことのできるものであり、多くの場合、良性腫瘍として自然に治ります。
疲れが溜まっているとき、風邪やウイルス感染などの病気の症状とともに腫れることが多く、病気の症状が治まることと並行して腫れも引いていきます。

 

リンパ節の腫れの原因

リンパ節の腫れがもっとも多く見受けられる場所は首筋や太股の付け根です。

〇原因
首筋のリンパ節の腫れは風邪や花粉症によるものが多く、その直接的な原因は咽喉や鼻の炎症である場合がほとんどです。
◆一方、太股の付け根のリンパ節が腫れるということは、足の何処かに怪我をしているか疲労の蓄積が主な原因と考えられます。

〇腫れを和らげるには
◆長時間同じ姿勢でいた場合やスポーツなどで身体を酷使した後など、無理をせず疲労回復に努めることが大切です。
◆ストレッチやマッサージにより腫れの周囲の筋肉をほぐすことにより痛みは和らぎ、腫れも緩和されます。
◆また、擦り傷や切り傷の周辺にあるリンパ節が腫れることもあります。
これは傷口から細菌が侵入し、それを排除するためにリンパの免疫機能が働いているためです。
猫に引っかかれたり噛まれたりしたときの腫れは特別なもので2週間ほど続きます。
ひじの内側のリンパ節や脇の下の腋窩(えきか)リンパ節も一緒に腫れることが多く、軽視できない場合も少なくありません。
これは猫ノミの持つバルトネラ・ヘンセン菌が体内に侵入したためと考えられます。
消毒だけで対処できないことが多く、医療機関の受診や抗生物質の投与が必要になってきます。

 

壊死性リンパ節炎による腫れ

原因不明のリンパ節の腫れに菊池病があります。

〇特徴
◆壊死性リンパ節炎とも呼ばれ、10∼30代の女性に発症することの多い病気です。
◆主に首のリンパ節、まれに脇の下のリンパ節が腫れ、発疹や高熱を伴うことが特徴的です。
◆原因を特定できないため治療は痛みや発熱に対する対症療法となり、腫れが引くまで数カ月かかることもあります。
発熱とリンパ節の腫れが数日続くようなら、耳鼻咽喉科か内科を受診することをお勧めします。

 

硬いしこりの原因

リンパ節の腫れをしこりと呼ぶ場合、それは硬く痛みを伴わない場合がほとんどで皮膚の下でコリコリと動かすことはできません。
時間をおいても小さくならず、逆に大きくなることもあります。
しこりが全身に現れ、倦怠感や発熱を伴うようならすみやかに医療機関を受診しなければなりません。
癌の可能性を否定できないからです。
また、癌による細菌感染というケースもあります。
いずれにせよ、急を要する状況であることを認識しておかなければなりません。

 

悪性リンパ腫と白血病

リンパ節のしこりでもっとも注意すべき悪性リンパ腫と白血病、どちらも血液の癌の代表的な病気です。
両者の違いについては急性、慢性による症状の現れ方の違いもあるため明確な区分が難しいのですが、すみやかな受診が必要なのは言うまでもありません。
リンパ節の腫れ、しこりは共通する症状であることは特筆しておきます。

① 急性白血病について
急性白血病は、骨髄の中での血液生成の初期段階において血液が癌細胞に浸食されるため、幼弱で異常な血液が生成され全身を巡ることによりリンパ節のしこりを始めとしたさまざまな症状が現れます。
出血や痣、腹部の腫れ、倦怠感など日常生活を営むことは難しくなります。
医師の指示に従い、向き合っていかなければなりません。

② 慢性白血病について
白血病は急性、慢性によって症状の現れ方に違いが見られます。
急性の場合は出血しやすさ、原因不明の痣などが初期症状として現れますが、慢性白血病は初期段階においては自覚症状が現れにくく、進行してから倦怠感や微熱、発汗などの症状を自覚するようになります。
とくに慢性リンパ性白血病は高齢者に多く見られ、病状の進行も緩慢であり転化することもないため病状が安定しているようなら治療を行わないこともあります。
同じ慢性の白血病でも慢性骨髄性白血病は転移しやすく急性白血病へと変わる可能性が大きいので気付いた時点で適切な治療を行う必要があります。

③ 悪性リンパ腫について
悪性リンパ腫の症状でもっとも顕著なのが首や脇の下、太股の付け根のリンパ節のしこりです。
リンパ性白血病との根本的な違いは癌細胞が骨髄中や末梢血管などに認められるどうかということのみです。
初期段階における症状はリンパ節のしこりだけであったにも拘らず、腫瘍細胞が末梢へと流れ込むと倦怠感などの全身症状へと拡大されていきます。
この時点でリンパ性白血病とほとんど区別がつかないため悪性リンパ腫の白血化と呼ぶこともあります。
症状に応じて放射線治療から無治療の経過観察までさまざまです。
医師の診断を仰ぎ、じっくりと向き合うことが大切です。

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