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リンパ浮腫のステージとは?ステージ別にどのような症状がある?

リンパ浮腫は、原因や状況により、原因不明の突発性のものと、がんの放射線治療や外科治療に伴う後遺症、または外傷治療の後遺症などで発生する続発性のものがあります。

突発性と続発性のどちらも、ステージごとに症状の特徴があるのでまとめてみましょう。

 

ステージ0とステージ1の症状は気がつかないことも

リンパ浮腫は、リンパの流れが停滞することで間質にリンパ液が溜まってしまう病気です。浮腫による見た目の腫れはもちろん、感染症の発症や炎症などの様々な疾病や重篤な症状を起こしやすく、比較的完治の難しい病気であるといえます。

この病気の場合、全体の約9割のケースが、がん治療の二次的な疾病としてあらわれる続発性のものです。そして、この続発性の場合には、がんの手術後にすぐに生じるケースと数十年の経過後に生じるケースとがあります。

すぐに症状が現れない場合はステージ0の潜伏期間であると考えられるでしょう。臨床分類としてのステージ1は、可逆性のリンパ浮腫にあたり、患部を拳上しておくと浮腫が軽減し、圧迫によりくぼむ程度の浮腫が起こります。

あらわれやすい症状としては、だるさや疲労感、患部の軽度のこわばりなど、ごく軽い違和感を覚える程度でしょう。そのため、この段階でも発症に気がつかない人もいるようです。

この病気の発症の時期や症状の強さには、個人差があるとされています。どんな疾病でも、早期に発見して治療を開始することが重要になると思いますが、この病気の場合は、早期には目立った自覚症状がないことが多いので注意が必要です。

 

ステージ2は徐々に症状があらわれてくる状態

病気の進行により、リンパ液が間質に停滞すると、リンパの流れは閉塞してしまいます。そうなると、リンパ管の内圧が上昇し、リンパ管は拡張していきます。

そういう状態が長期に渡ると、リンパ管への負担が増して徐々に変調をきたすことになります。リンパ管内の平滑筋という筋肉が増殖し、どんどん肥圧化するにつれて、管内の内腔は狭くなって、内皮細胞も内圧上昇とともに剥がれてしまいます。

ここまで進行するとリンパ液がリンパ管から漏れてしまい、浮腫が発生してきます。臨床分類では、ステージ2の不可逆性のリンパ浮腫にあたるもので、拳上してもさほど浮腫が軽減せず、圧迫でくぼむ程度の状態がみられます。

このように中程度に進んでくると、衣服のきつさや靴の履きにくさなどに気づくようになります。時計やブレスレットを装着しにくくなることもあるようです。さらには、皮膚の圧迫感を感じたり、手足の柔軟性や握力の低下なども気になるようになります。また、患部の痛みやうずきを感じることもあるかもしれません。

 

ステージ3は重度の障害が伴うことがある

重症のステージ3になってくると、手先の細かい作業ができない、歩行が困難になるなど、深刻な生活面での支障が出てきます。具体的には箸が持ちにくいため食事がとりにくくなったり、階段が上りづらくサポートが必要になったりするでしょう。

皮膚の変化により、リンパ液が流出するようなケースもありますし、患部に感染や炎症が起こりやすくもなります。拳上しても軽減せず、圧迫しても、脂肪蓄積や繊維化の進行のため、くぼみができにくくなります。

また、リンパ液の停滞により、患部の皮膚や皮下組織が厚く変質し、象の皮膚のような状態になる「象皮病」を併発することもあります。さらに、脂肪の沈着やイボの増殖などの症状があらわれることもあります。

このように、リンパ浮腫では、この3段階の進行状況に常に注意を払うことが大切です。ですから、もしも、自分自身でむくみを感じるような時には、できるだけ早期に専門医の診断を受けるべきだと思います。また、がんの外科手術の後には、定期的なリンパ浮腫の検査がとても重要になるでしょう。

 

リンパの流れが停滞することで間質にリンパ液が貯まってしまうリンパ浮腫は、全体の約9割が、がんの外科手術の後などに二次的にあらわれるものです。この病気の進行段階は0から3まであり、ステージ0であれば、リンパの循環の不全があっても臨床的な症状はみられません。

ステージ1は、可逆性のリンパ浮腫にあたり、患部を拳上しておくと浮腫が軽減し、圧迫によりくぼむ程度の浮腫が起こります。患者が自覚できる症状としては、だるさや疲労感、患部の軽度のこわばりなどがあるでしょう。

ステージ2は不可逆性のリンパ浮腫にあたるもので、拳上してもさほど浮腫が軽減せず、圧迫でくぼむ程度の状態です。このステージまで進んでくると、衣服のきつさや靴の履きにくさなどに気づくようになります。時計やブレスレットを装着しにくくなることもあるようです。さらには、皮膚の圧迫感とか、手足の柔軟性や握力の低下なども起こります。また、患部に痛みやうずきを感じることもあるかもしれません。

重症のステージ3になってくると、手先の作業ができなくなったり歩行が困難になったりと、生活面での支障が出てきます。さらにリンパ液の停滞により、患部の皮膚や皮下組織が厚く変質する「象皮病」を併発する他、脂肪の沈着やイボの増殖などの症状があらわれることもあります。