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リンパ浮腫治療にかかる時間や期間はどれくらい?

リンパ浮腫治療にかかる時間や期間はどれくらい?脚がパンパンに腫れあがってしまい、ひどい人は像のように浮腫み上がって歩行や屈伸が困難なレベルにまでなるリンパ浮腫。
リンパ浮腫は婦人系のがん(子宮がんや卵巣がん)、乳がんに前立腺がん、皮膚がんになった患者さんが、放射線治療やリンパ節の切除を行ったことによって体内のリンパ液が上手く流れにくくなったことによって起こる症状です。
症状が現れる期間は様々で、術後からすぐに発症してしまう患者さんもいれば、数年たってから発症する患者さんまで個人差があります。
現在、日本のリンパ浮腫患者さんに対しての治療法は、複合的治療と投薬治療に手術を行われています。
ほとんどの患者さんは複合的治療によって日常生活を送れるようにリハビリを行っています。
では、リンパ浮腫患者の治療にかかる時間や期間は一体どれくらいなのでしょうか。

 

症状の重さによって異なります

〇症状の段階

リンパ浮腫の症状は0から3まであります。
0というのは症状が無症状の状態の事を指します。
1から2は初期から中期の状態で、浮腫みは自覚しているものの日常生活に支障がない状態です。
レベル3までいきますと日常生活を今まで通り送る事は難しい状態です。
脚も像のように腫れあがってしまい、関節を曲げることが難しく、靴も当然履くことが出来ません。
このような状態を回避し、手術前のように日常生活を不自由なく送るためにも早期治療は大切です。

 

〇複合的治療

多くのリンパ浮腫患者さんへ提供している「複合的治療」ですが、スキンケア・リンパ誘導マッサージ・圧迫・圧迫下での運動療法の4つをメインに行われています。

◆スキンケア
スキンケアは、リンパ浮腫になると皮膚が乾燥します。
私たちの肌は一定の水分量を保つようにしていますが、空気の乾燥や疾病によって乾燥してしまいます。
乾燥すると肌が外敵から身体を守るためのバリア機能が低下してしまいます。
そうなると、感染症や肌荒れ、水虫などの皮膚トラブルに発展します。
よって医療機関ではリンパ浮腫患者に対して保湿を行うように指導します。

 

◆リンパ誘導マッサージ

次にリンパ誘導マッサージですが、所要時間は大体40分前後のマッサージです。
ゆっくりと優しく患部をマッサージすることで、皮膚のすぐ下にあるリンパ管をつぶさず効率よくリンパ液を流すことが出来ます。
マッサージに関しての効果は様々で、2~3回目で効いてきたという人も居れば、5回以上行って効果が現れたという人も居ます。
重症患者さんほど効果が現れにくく回数も多くなります。

 

◆圧迫

圧迫とは、弾性ストッキングや包帯を浮腫んだ患部へ装着することです。
圧迫することでリンパ液の滞りを緩和するという狙いがあります。
着用の時間は、起床した時に着用して就寝時には脱ぐという形で指導していることから、日中のほとんどはこの弾性ストッキングを着用したまま生活することになります。

圧にも種類があり、うっ血するほど強いものは選んではいけません。
基本的にリンパ浮腫患者さんにはこの弾性ストッキングは一生着用することになります。
始めの頃は急速に細くなっていきますが、その後は症状が安定するため効果を感じにくくなってしまいますが、効果が感じないからと言って独断で着用をやめるのではなく、きちんと毎日着用するようにしましょう。

 

◆圧迫下での運動療法

圧迫下での運動療法とは、弾性ストッキングや包帯を巻いたまま、ウォーキングやリハビリなどの軽度の運動を行うという方法です。
運動をすることで皮膚がずれてリンパ管が刺激されてリンパ液が流れやすくなります。
決して無理な運動をせず、ゆっくり自分のペースで始められる運動を行うようにしましょう。

 

これらの治療の他にも患者さんによって手術や投薬治療を行って体内に溜まった水分の排出を促します。
治療は一生涯と言われており、患者さんによってはがんが再発することでリンパ浮腫も再発してしまう場合もあります。
それでも、早く治療を行う事で人によっては2週間ほどで浮腫みが改善して日常生活も普通に遅れて仕事も出来ているという人も居ます。

 

一生付き合うものだから、無理せずゆっくりリハビリを行いましょう

リンパ浮腫の患者さんによっては、腫れた足をみて相当落ち込んでしまう人も居ます。
しかし、治療をきちんと行う事で像のように腫れあがった脚も手術前のようには戻りませんが、症状を軽くすることは十分可能です。
治療に当たる時間も40分から1時間ほどです。
仕事をしていてクリニックへ頻繁に行けないという人でも、リハビリを指導されるため毎日きちんとこなしましょう。

脚がだるくて辛くても、長時間同じ姿勢のままだとリンパ管が圧迫されてリンパ液が滞ってしまうため、余計に浮腫みが悪化してしまいます。
軽いストレッチや運動を行う事で症状が楽になっていきます。
治療はほとんど長期的に行っていくため、期間は個人差があります。
それでも今まで何十年も治療をして来なかった人でも、わずか2週間で症状が軽くなった人もいます。
諦めず、自分のペースでコツコツリハビリを行いましょう。